アマゾン アイロボット買収交渉終了 規制当局承認見通し立たず

アメリカのIT大手アマゾンは、ロボット掃除機を手がけるアメリカの「アイロボット」と続けてきた買収交渉をめぐり、EU=ヨーロッパ連合の規制当局から承認を得られる見通しが立たないとして、交渉を終えると発表しました。

アマゾンは29日、ロボット掃除機の「ルンバ」を手がける、アメリカの「アイロボット」との買収交渉を終えると発表しました。

アマゾンはおととし8月、家電事業の強化に向けて、アイロボットを負債も含めておよそ17億ドル、日本円でおよそ2500億円で買収すると発表し、交渉を続けてきました。

買収交渉を終える理由について、EUの規制当局から承認を得られる見通しが立たないと説明しています。

これを受けてアイロボットは、現在のCEOが退任し、従業員の31%にあたるおよそ350人を削減するなどの経営再建策を発表しました。