企業で働く人たちを学校の部活動に派遣 指導の様子公開 仙台

仙台市では29日、企業で働く人たちを指導者として学校の部活動に派遣する市と地元の経済団体による取り組みの様子が公開されました。

仙台市と仙台経済同友会は、部活動の地域移行などに連携して取り組んでいて、このうち仙台市の市立八軒中学校では企業への就職が決まっている大学生の光井響平さんが去年11月からバスケットボールの指導にあたっています。

29日は指導の様子が公開され、全国大会に出場したこともある光井さんは生徒たちに声をかけながらプレーについて細かくアドバイスしていました。

女子バスケットボール部のキャプテンの森こころさんは「応用面などたくさん教えてくれるのでいろいろなことができるようになった。最後の大会に向け練習を大切にしていきたい」と話していました。

また、顧問の古内裕也さんは「自分の本来の業務の負担が格段に減ったと感じていて、生徒たちの意識も変わってきました」と話していました。

光井さんは「やりがいがある。子どもたちがやってよかったと思えるような指導者になりたい」と話していました。

光井さんは、ことし4月からは企業で働きながら指導を続けることにしています。