政府 自衛隊とドイツ軍で食料 燃料など相互提供できる協定署名

政府はドイツと安全保障分野での協力を強化するため、自衛隊とドイツ軍との間で食料や燃料などを相互に提供できるようにするACSA=「物品役務相互提供協定」を結ぶ署名をしました。

29日、外務省で上川外務大臣とドイツのゲッツェ駐日大使が署名しました。

この協定は、自衛隊とドイツ軍が訓練や大規模災害時などに食料や燃料、弾薬といった物品や輸送などの役務を互いに提供しあうことができるようにするものです。

署名式で上川大臣は「協定の締結は、両国の安全保障に資するだけでなく、国際社会の平和と安全にも積極的に寄与することにつながる」と意義を強調しました。

政府は今後、協定の承認を求める議案と関連法案を国会に提出することにしています。

日本はこれまで、同じ協定をアメリカやオーストラリア、インドなど6か国と締結しています。