自民 茂木幹事長「派閥としては解消 新たな政策集団に脱皮」

自民党茂木派の会長を務める茂木幹事長は、記者会見で今後の派閥の運営について「党の『政治刷新本部』の中間とりまとめに沿って対応していく。いわゆる派閥としては解消し、お金や人事から完全に決別する。加えて派閥の閉鎖性や定例化した運営方法は抜本的に見直し転換していく。すなわち新たな政策集団に脱皮していく」と述べました。

また、記者団が派閥の政治団体の届け出の扱いについて質問したのに対し「新しい政策集団のあり方をまずは最優先で具体化したい。それを踏まえて考えていきたい」と述べました。

さらに茂木氏は、みずからを含む党4役が派閥を離脱するべきか問われたのに対し、党幹部が派閥を離脱することを掲げた「政治改革大綱」が策定された35年前とは選挙制度も異なるとしたうえで、「私としては党運営や選挙、人事などにおいて中立公正な立場で対応していきたい」と述べました。