石川 珠洲市長 ボランティア “来週までに受け入れ始めたい”

29日行われた石川県の災害対策本部会議で、珠洲市の泉谷市長は市内で活動するボランティアについて、来週までに受け入れを始めたいという意向を示しました。

石川県による各自治体へのボランティアの派遣は、27日から始まり、七尾市、志賀町、穴水町では受け入れが始まっていますが、珠洲市や輪島市などでは受け入れのめどが立たない状況が続いていました。

こうした中、珠洲市の泉谷市長は29日の県の災害対策本部会議で「避難所の運営など、活動範囲を限定したうえで、できるだけ早くボランティアの方に来てもらいたい」と述べました。

そのうえで「できればこの週末、遅くとも来週にはボランティアを受け入れたい思いがある。地震から1か月がたち、被災された方々が前を向く力になると思うので調整をよろしくお願いしたい」と述べました。

被災地でのボランティア活動について、石川県は▽道路などのインフラが復旧していないことや、▽自治体の受け入れ態勢が整っていないことなどを理由に事前登録せずに個別で行うことを控えるよう呼びかけています。