川崎 ジャイアンツ球場で「照明落下」通報 交換作業の男性けが

29日午後、プロ野球 巨人が練習や2軍の試合などで使用する、川崎市にあるジャイアンツ球場で、「照明器具が落下した」という通報があり、警察によりますと、球場の照明を交換する作業をしていた男性1人がけがをしたということです。警察と消防が男性のけがの程度や当時の詳しい状況を調べています。

29日午後3時前、川崎市多摩区菅仙谷にあるジャイアンツ球場で、「照明器具が落下した」と消防に通報がありました。

警察によりますと、当時、グラウンドの三塁側で照明をLEDに交換する工事が行われていて、作業していた男性の頭に落下物が当たってけがをしたとみられるということです。

29日午後4時15分ごろにNHKのヘリコプターが上空から撮影した映像では、球場の三塁側に設置されている照明の下で、警察官など10人ほどが現場の状況を調べる様子が確認できました。

警察と消防は男性のけがの程度や当時の詳しい状況を調べています。

巨人「作業の安全確認できるまで工事中止」

巨人は、ジャイアンツ球場で作業員の男性がけがをした事故について、球場の照明を全面LED化するために現在の照明の部品の一部を取り外す作業中に発生したことを明らかにしました。

そのうえで「工事を発注した球団として事故を重く受け止め作業の安全が確認できるまで工事を全面的に中止いたします。事故にあわれた作業員の方の一刻も早いご回復をお祈りいたします」とするコメントを出し、当面、工事を中止すると発表しました。