ヤクルトのマスコット「つば九郎」契約更改 ファンの前で会見

プロ野球 ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」が、恒例となっている今シーズンの契約更改を行い、ことしは初めてファンの前で記者会見して、1万円アップの年俸6万円などで契約したことをユーモアたっぷりに報告しました。

つば九郎はヤクルトの球団マスコットとして1994年にデビューし、スケッチブックにユーモアあふれるコメントを書くパフォーマンスや、神宮球場で5回終了時に行う、ヘルメットを高く投げ回転させてかぶる「空中くるりんぱ」などで、ファンの人気を集めていて、ことしで30周年を迎えます。

球団マスコットとしては異例となるつば九郎の契約更改は毎年の恒例のイベントとなっていて、昨シーズン、ヤクルトの村上宗隆選手に奪われていたグッズ売り上げ1位の座を取り返したものの、納得のいく条件を提示されなかったとして、去年、契約を保留していました。

ことしは初めて事前に募集したおよそ300人のファンの前で2回目の契約更改交渉の様子と記者会見を公開して行い、小川淳司ゼネラルマネージャーも同席する中、つば九郎は1万円アップの年俸6万円に加えて商品飲み放題の条件で契約しました。

そして筆談で「まさか ささきろうきくんより けいやくこうかいがあとになり しょうじき『まさにおおとり』 おいしいとおもっています」とジョークを交えてコメントしました。

会見では、おととしのシーズンにグッズの売り上げを抜かれた村上選手から寄せられた映像が流されると、「ちーむのゆうしょうにむけて がんばってほしいです。グッズ1いはもうぬかせません」とライバル心をあらわにしていました。

さらに、将来の大リーグ挑戦について質問を受けると「それはない ひつだんでえいごむり」と答えて会場の笑いを誘うなど、持ち前のユーモアたっぷりの会見となりました。