被災した中小・零細企業の支援など 電話相談窓口が開設 富山県

能登半島地震で被災した中小・零細企業が復旧や再建に向けた国の支援策などについて問い合わせることができる富山県の電話相談窓口が29日から開設されました。

富山県庁の1室ではオペレーターが常駐して対応にあたっていて、初日の29日は早速、中小企業などからの電話相談が相次ぎました。

国は今回の地震で被災した富山県内の中小・零細企業に対し、3億円を上限に復旧費用の4分の3を補助するなどとした支援策をまとめていて、「申請にはどういう書類が必要なのか」といった問い合わせに対して、オペレーターが被害状況の聞き取りを行い、丁寧に応じていました。

富山県によりますと、支援策の受け付けはまだ始まっていませんが、相談窓口では被害状況を写真で記録しておくことなどをアドバイスしているということです。

富山県地域産業支援課の久崎みのり課長は「窓口では、被災された皆様の被害状況をお聞きして、どのような支援策があるか情報提供を行っています。お困りのことがあればお気軽にお問い合わせください」と話していました。

窓口の電話番号は076-444-3962で、受付時間は平日の午前9時から午後5時までです。