29日運行を再開したのは、七尾市の能登島のバス会社「能登島交通」の3つの路線のうち
▽能登島と七尾市の市街地を結ぶ「曲線」と
▽能登島の西側を走る「南線」の2つの路線です。
いずれの路線も臨時ダイヤで運行され、このうち「曲線」では、午前10時前に能登島の南側にある「須曽」のバス停に到着すると島の住人が乗車していました。
乗客たちはバス会社の従業員から手渡された臨時ダイヤの時刻表を眺めながら車内での時間を過ごしていました。
乗客80代の女性は「病院に行きたかったが、なかなか車で送ってくれる人もいなかったので、バスが再開して助かりました」と話していました。
バス会社によりますと運行を再開した路線の一部の区間では、渋滞の影響で発着に遅れが予想されているほか、別のバス会社の路線と重複する区間は運行を取りやめています。
また、残る1つの路線の、能登島の東側を走る「祖母ヶ浦線」は、道路の通行止めが続いている影響で引き続き運休しています。
能登島交通の従業員、星野泰明さんは「島にはバスでないと移動できない人がいるので、再開できてよかったです」と話していました。
石川 七尾 能登島のバス会社 一部路線の運行 臨時ダイヤで再開
能登半島地震の影響ですべての路線を運休していた石川県七尾市の能登島にあるバス会社が島と市街地を結ぶ路線などの運行を臨時ダイヤで再開しました。
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