石川県 馳知事 “停電は31日にも おおむね解消の見通し”

能登半島地震の影響で石川県内で起きた停電について馳知事は、立ち入りが困難な地域などを除いて、今月末の31日にもおおむね解消されるという見通しを示しました。これは、29日の記者会見で馳知事が明らかにしました。

県内では、地震が起きた今月1日の時点で、最大でおよそ3万9900戸で停電しましたが、復旧作業が続けられ、28日正午の時点でおよそ3710戸とピーク時の10分の1にまで減少しました。

馳知事は「土砂崩れなどにより立ち入りが困難な箇所や地震、津波、火災により配電設備や建物に甚大な被害を受けた一部の地区を除き、今月中におおむね停電は解消される見通しだ」と述べ、被災した人が生活している地域では31日にもおおむね解消されるという見通しを示しました。

復旧の状況としては
▽輪島市と
▽珠洲市では送電率が8割以上になり
▽能登町
▽穴水町
▽七尾市
▽志賀町では送電率が99%とほぼ回復しています。

一方、携帯電話については船や車の移動型基地局などを活用した応急復旧により、被害が大きかった6つの市と町での通信可能なエリアが被災前の96%を超えるまで回復し、今後は基地局の修理による本格復旧を進めるということです。