フィンランド大統領選は決選投票に いずれもロシアに強硬姿勢

NATO=北大西洋条約機構に2023年に加盟した北欧のフィンランドで、大統領選挙が行われ、9人の候補者がいずれもウクライナへの軍事侵攻を続ける隣国ロシアに対する強硬姿勢を掲げました。当選に必要な過半数を獲得した候補者はおらず、上位2人による決選投票が2月に行われることになりました。

フィンランドは、隣国ロシアによるウクライナ侵攻を受けて軍事的中立の方針を転換し、去年4月、NATOに加盟しました。

そのフィンランドで、28日、軍事や外交政策を統括する大統領を選ぶ選挙が行われました。

選挙戦では9人の候補者がいずれもロシアに対する強硬姿勢を掲げ、フィンランド法務省によりますと、得票率は
▽現職の後継をうたう中道右派の与党「国民連合」のストゥブ元首相が27.2%と最も多く
▽次いで過去2回の選挙で敗れた中道左派の野党「緑の党」のハービスト前外相が25.8%となりました。

当選に必要な有効投票数の過半数を獲得した候補者がいなかったため、ストゥブ氏とハービスト氏の2人による決選投票が2月11日に行われることになりました。

ロシアとおよそ1300キロにわたって国境を接するフィンランドでは、去年の夏以降、ロシアが混乱を起こす目的でほかの国からの難民申請者を送っているとして国境の検問所を閉鎖するなど警戒が続いていて、どちらが大統領になっても欧米との軍事的な連携の強化を進めるものと見られます。