名画「モナリザ」に環境活動家がスープかける騒ぎ 絵画は無事

フランスのルーブル美術館で28日、名画「モナリザ」に環境活動家がスープをかける騒ぎがありました。「モナリザ」はガラスで守られ、無事だったということですが、ヨーロッパでは有名な絵画を標的にした過激な行為が相次いでいます。

AFP通信によりますと、28日朝、フランス・パリのルーブル美術館で、環境活動家がレオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」に向かってスープをかけました。

AFP通信が配信した動画では、2人の女性が「モナリザ」にオレンジ色のスープを繰り返しかけ「健康的で持続可能な食べ物を得る権利と、芸術と、どちらが大切なのか。私たちの農業システムは病んでいる」などと叫ぶ様子が確認できます。

地元メディアは「モナリザ」はガラスで守られ、無事だったと伝えています。

ヨーロッパでは有名な絵画を標的にした環境活動家による過激な行為が相次いでいます。

おととしには同じ「モナリザ」にケーキが塗り付けられたほか、ロンドン美術館ナショナル・ギャラリーでゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープがかけられたり、ドイツ東部ポツダムのバルベリーニ美術館で、モネの作品にマッシュポテトが投げつけられたりする騒ぎが起きています。