能登半島地震 被災地は断続的に雨や雪 土砂災害に注意を

能登半島地震の被災地では、28日も断続的に雨や雪となりました。これまでの雨や能登半島地震による揺れで地盤が緩んでいるところがあり、28日夜遅くにかけて土砂災害に注意してください。
依然として地震活動が活発な状態が続いていて、気象庁は引き続き、強い揺れを伴う地震に注意を呼びかけています。

気象庁によりますと、石川県や富山県、新潟県など、能登半島地震の被災地では、28日は断続的に雨や雪が降りました。

これまでの雨や地震の揺れで地盤が緩んでいるため、気象庁は、28日夜遅くにかけて土砂災害に注意するよう呼びかけています。

また、29日は気温が平年より、やや高くなると予想されるものの、冬の寒さが続く見込みです。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。

家族や周りに体調を崩している人がいないか声を掛けあい、毛布などで体を温めたり、定期的に体を動かしたりするなど、低体温症やエコノミークラス症候群などへの対策を心がけてください。

地震 徐々に減少も依然活発な状態 注意を

一方、能登地方や、その周辺を震源とする地震の回数は徐々に減少しているものの、依然、地震活動が活発な状態が続いています。

震度1以上の揺れを観測した地震は、28日午後4時までに1536回にのぼり、気象庁は引き続き、最大震度5強程度か、それ以上の地震に注意するよう呼びかけています。