センバツ高校野球 日本航空石川は大会前の合宿を徳島で調整

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市に学校がある日本航空石川高校が、センバツ高校野球への出場が決まったことを受けて、大会前の合宿を徳島県阿南市で行うため調整を進めていることがわかりました。

ことし3月に甲子園球場で開かれるセンバツ高校野球への出場が決まった日本航空石川高校は、石川県輪島市の学校が被災し、系列校がある山梨県に練習拠点を移しています。

これについて、学校が大会前の合宿を徳島県阿南市で行うため調整を進めていることがわかりました。

野球を通じたまちおこしに取り組む阿南市は、以前から冬の間、雪で練習が難しい石川県や福井県などから高校の野球部の合宿を誘致していて、能登半島地震の発災直後から、石川県の高校野球連盟に支援を申し出ていました。

市によりますと、センバツ出場が決まった26日に市が問い合わせたところ、日本航空石川高校の野球部の部長から合宿を行う意向が伝えられたということです。

合宿は3月上旬の見通しで、市と学校が詳しい日程や、受け入れる人数の調整を進めています。

阿南市野球のまち推進課は「合宿に来てもらい、大会前のおもてなしをしたい。センバツ出場が決まった地元の阿南光高校とともに、甲子園で活躍してほしい」としています。