石川 珠洲の避難所に岡山 倉敷から「トイレトレーラー」到着

能登半島地震で断水が続く石川県珠洲市の避難所に岡山県倉敷市から水洗トイレを載せた「トイレトレーラー」が到着しました。

今回の地震の影響で珠洲市ではほぼ全域で断水が続いていて、避難所ではトイレの衛生面が課題となっています。

こうした中、市内の避難所の1つで、100人以上が避難している正院小学校の敷地内に27日午後、岡山県倉敷市から4つの水洗トイレを載せたトレーラーが到着しました。

トイレが設置されると、避難所にいる小学生や大人が使い方の説明を受けたあと、試しに水を流していました。

また、倉敷市の幼稚園児や小学生が作った「みんながえがおになりますように」などと書かれたメッセージボードを、避難している小学生が倉敷市の職員と一緒にトイレの室内に貼っていました。

避難している64歳の女性は「待ちに待った水洗トイレが来てとてもよかったです。これまで使っていた仮設トイレと同じように、みんなで交代で掃除をしてきれいに使っていきたいです」と話していました。

トイレトレーラーを提供した倉敷市の難波正浩次長は「平成30年の西日本豪雨をきっかけに導入したこのトイレを気持ちよく快適に使ってもらいたい」と話していました。