サッカー女子皇后杯 INAC神戸レオネッサが優勝 7大会ぶり7回目

サッカー女子の日本一を決める皇后杯、全日本選手権は27日決勝が行われ、INAC神戸レオネッサが三菱重工浦和レッズをペナルティーキック戦の末に破って、7大会ぶり、7回目の優勝を果たしました。

皇后杯の決勝は27日午後、大阪市のヨドコウ桜スタジアムで行われ、いずれもWEリーグのレオネッサとレッズが対戦しました。

試合は立ち上がりレッズが主導権を握り、前半19分には右サイドの清家貴子選手のクロスボールが相手選手に当たってオウンゴールとなり、先制しました。

一方のレオネッサは後半、徐々に流れをつかみ、後半45分を過ぎて相手のハンドの反則でペナルティーキックを得ると、後半から出場の高瀬愛実選手がゴール右隅に落ち着いて決めて同点に追いつきました。

試合は1対1で延長戦に入りましたが勝負がつかず、ペナルティーキック戦にもつれ込み、レオネッサが6対5でレッズを制して、7大会ぶり7回目の優勝を果たしました。

田中「しっかりやってきた成果」

INAC神戸レオネッサのキャプテン、田中美南選手は「前半はいい戦いができなかったが、最後に勝てたのは今シーズンしっかりやってきた成果だ。内容は課題が多いが、今、積み上げてきていることは間違いじゃないと優勝で証明できた。リーグ戦も取りに行きたい」と話していました。

山下「みんなのパワー伝わった」

INAC神戸レオネッサのゴールキーパー山下杏也加選手はペナルティーキック戦での勝利に「絶対止めたかった。最後は相手が外したが、自分が止めて終わりたかった。最後まで諦めない、みんなのパワーが伝わった。内容には満足できないが、去年の皇后杯は同じグラウンドで負けたのでリベンジができてよかった」と話していました。