自動車メーカーなど6社 計36車種 約48万台のリコール届け出

自動車メーカーなど6社は、燃料ポンプの不具合でエンジンが止まるおそれがあるとして、あわせて36車種、およそ48万台のリコールを国土交通省に届け出ました。燃料ポンプは自動車部品メーカーのデンソーが製造したもので、同じ不具合でのリコールは国内で、合わせておよそ430万台となりました。

今回、リコールの対象となったのは、2012年3月から2020年6月までに製造された
▽SUBARUの「XV」など8車種、およそ23万1000台
▽マツダの「デミオ」など15車種、およそ14万7000台
▽スズキの「クロスビー」など6車種、およそ6万4000台
▽三菱自動車工業の「エクリプス クロス」など3車種、およそ3万6000台です。

大型バイクも対象で
▽ホンダの3車種
▽ヤマハの1車種の
合わせておよそ3800台です。

国土交通省によりますと、これらの車やバイクでは燃料ポンプ内の部品が変形してポンプが動かなくなり、最悪の場合、走行中にエンジンが止まるおそれがあり、これまでにおよそ200件の不具合の報告があるということです。

▽スズキは27日から
▽ヤマハは1月29日から
▽スバルとマツダ、三菱自動車とホンダは準備が整い次第
全国の販売店で、無料で部品の交換を行うとしています。

これらの燃料ポンプはデンソーが製造したもので、同じ不具合のリコールは今回を含め、国内で、2020年以降、自動車メーカーなど10社の、合わせておよそ430万8000台に上り、交換用もおよそ9600台が対象になっています。

デンソーは「ご心配とご迷惑をおかけしていることをおわびします。安心安全な製品づくりに最大限努力を尽くします」などとコメントしています。