富山 氷見の宿泊施設 営業を再開 “「北陸応援割」に期待”

能登半島地震で震度5強を観測した富山県氷見市にある宿泊施設は、一時営業を休止していましたが、25日に再開し、政府が早ければ3月以降の実施を決めた「北陸応援割」に期待を寄せています。

能登半島地震の影響で、富山県内の宿泊施設では予約のキャンセルが相次ぎ、「富山県ホテル旅館生活衛生同業組合」の調査によりますと、25日までに、宿泊のほか、宴会や日帰りのプランを含めたキャンセルの額はおよそ5億2000万円に上っています。

氷見市にある宿泊施設は水道が復旧し、25日に営業を再開しましたが、およそ30組の宿泊予約がキャンセルとなり、新たな予約も入りにくくなっているということです。

このため、新たな食事のメニューの開発などを進めて、観光客に来てもらいたいとしています。

そして、政府が早ければ3月以降の実施を決めた観光客の宿泊代の一部を補助する「北陸応援割」などの支援策に期待を寄せています。

宿泊施設「イミグレ」の松木佳太さんは「宿泊事業者にとって政府の支援策はとてもありがたい。氷見市を訪れる観光客には富山湾などの景色を見て心を癒やしてもらい、おいしい食事を食べていただくのがいちばんのもてなしなので、食事やサービスの品質を向上してお迎えできるように努力したい」と話していました。