ホテルの社員食堂 101人がノロウイルスによる集団食中毒 東京

東京 千代田区のホテルの社員食堂で食事をした101人が下痢やおう吐などの症状を訴え、保健所が調べたところ、ノロウイルスによる集団食中毒だと分かり、千代田区はこの社員食堂を26日から3日間の営業停止処分にしました。

営業停止の処分を受けたのは、港区に本社がある「エームサービス」が運営する千代田区のホテルの社員食堂です。

都によりますと、今月22日、ホテルの担当者から「社員食堂で食事をした92人が下痢やおう吐などの体調不良で休んでいる」などと千代田区保健所に連絡がありました。

保健所が調べたところ、今月19日と20日にこの社員食堂を利用した合わせて101人が同じような症状を訴えていることが分かり、このうち複数の人からノロウイルスが検出されたということです。

区はノロウイルスによる集団食中毒と断定し、この社員食堂を26日から3日間の営業停止処分としました。

都によりますと、食べ物の何が原因かは分かっていないということで、保健所が調査を続けています。

都は、ノロウイルスは毎年、冬に多く発生することから、調理や食事の前にきちんと手を洗うことや食品を十分に洗うなど注意を呼びかけています。