石川 加賀 2次避難所の旅館で子どもたちの遊び場を設置

能登半島地震の2次避難所となっている石川県加賀市の旅館に子どもたちが少しでも楽しめるよう遊び場が設けられました。

この取り組みは、2次避難をしている子どもたちに少しでも楽しめる時間を過ごしてもらおうと東京のNPO法人や加賀市の教育委員会が26日から始めました。

2次避難所となっている加賀市の山代温泉の旅館の中に設けられた遊び場には午前中から早速子どもたちが訪れ、置いてあるおもちゃなどで遊んでいました。

加賀市によりますと、輪島市などから加賀市内に2次避難している小学生や中学生は今月23日時点で60人いるということです。

小学4年生の息子と3歳の娘と遊び場に訪れた輪島市から避難している母親は「子どもたちがリラックスして楽しんでいてとてもよかったです」と話していました。

男の子は「ふだんはゲームばかりですがここでは体も動かせて楽しいです」と話していました。

遊び場を運営するNPO法人「カタリバ」の中村純二さんは「2次避難している子どもたちの中には学校への一時通学というのができていない子どももいます。この遊び場がそうした子どもたちの居場所になってほしい」と話していました。