多くの世帯で断水続く珠洲市 移動式のランドリーが稼働 石川

地震の影響により多くの世帯で断水が続く石川県珠洲市では、コンテナの中に洗濯機が備え付けられた移動式のランドリーが設置され、被災した人たちが次々に訪れています。

珠洲市の上戸小学校の敷地には、兵庫県養父市から運び込まれた移動式のランドリーが設置され、24日から利用できるようになっています。

自衛隊が供給する水を使ってコンテナの中にある洗濯乾燥機9台が稼働していて、被災して自宅が断水している人たちが衣類の入った袋やかごを持って次々に訪れています。

予約制で午前7時から午後7時まで利用でき、担当者によりますと26日だけで40組以上の予約が入っているということです。

断水している自宅で夫婦で暮らす70代の女性は「これまでは雨水を使って洗濯したり、金沢市に行ってコインランドリーを使ったりしていました。洗濯ができて本当に助かります」と話していました。

ランドリーを運営する養父市の防災安全課の津崎宏行課長は「ニーズがあるかぎり支援していきたいです。少しでもふだんの生活に近づけるように利用をお待ちしています」と話していました。