自民 新たな参院幹事長に松山政司氏を起用 世耕氏の後任

派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、自民党は参議院の新たな執行部人事を行いました。安倍派の世耕前参議院幹事長の後任には岸田派の松山政司元一億総活躍担当大臣が起用されました。

自民党は通常国会の開会式に先立って26日午前、国会内で参議院の議員総会を開き、関口参議院議員会長が派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けた新たな執行部を発表しました。

それによりますと安倍派の世耕前参議院幹事長の後任には、岸田派の松山政司元一億総活躍担当大臣が起用されました。

松山氏は参議院福岡選挙区選出の当選4回で65歳。

平成13年の参議院選挙で初当選し、これまでに参議院国会対策委員長や政策審議会長などを歴任しています。

また、安倍派の野上参議院国会対策委員長の後任に茂木派の石井準一・議院運営委員長が起用されました。

石井氏は参議院千葉選挙区選出の当選3回で66歳。

平成19年の参議院選挙で初当選し、参議院の憲法審査会長や予算委員長などを歴任しています。

関口参院議員会長ら 参議院の執行部4人が派閥退会へ

派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を踏まえ、自民党の関口参議院議員会長は参議院の議員総会で、みずからを含む参議院の執行部4人がそれぞれ所属する派閥を退会すると明らかにしました。

関口氏と福岡参議院政策審議会長、石井参議院国会対策委員長の3人は茂木派を、また松山参議院幹事長は岸田派をそれぞれ退会することになります。