能登半島地震の被災地 厳しい冷え込み 輪島で-1.1度

最大震度7を観測した能登半島地震の被災地では26日も厳しい冷え込みとなり、雪が積もっているところがあります。引き続き低体温症のほか、復旧作業の際には積雪や路面の凍結による転倒事故などにも注意してください。

気象庁によりますと能登半島地震の被災地では各地で雪が積もっていて、午前6時の積雪は
▽珠洲市と金沢市で11センチ、
▽七尾市で9センチなどとなっています。

また、午前7時までの最低気温は
▽輪島市の三井でマイナス1.1度、
▽七尾市で0.2度などと
26日朝も厳しい冷え込みが続いています。

車での移動や復旧作業を行う際などは、積雪や路面の凍結による交通への影響や転倒事故などにも注意が必要です。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。

引き続き低体温症に注意して、家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、毛布などで体を暖めたり定期的に体を動かしたりするなど体温が下がらないよう対策を心がけてください。

地震活動は依然活発 気象庁は注意呼びかけ

一方、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は徐々に減少しているものの依然、地震活動が活発な状態が続いています。

震度1以上の揺れを観測した地震は26日午前4時までに1516回にのぼり、気象庁は引き続き、最大震度5強程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。