七尾市万行にある「ねがみみらいクリニック」では第1、第4木曜日と毎週日曜日の休診日、女性や子どもに限定して2階のスペースを開放しています。
25日は近くに住む女性などおよそ10人が訪れ、お茶を飲んでくつろぎながら断水が続く中での生活の悩みを話すなど思い思いに過ごしていました。
このクリニックでは、県外から届いた生理用品やおむつ、サプリメントなどを無料で配布していて、訪れた人たちが必要な物資を持ち帰っていました。
断水した自宅で生活を続けている60代の女性は「先生とお話しするだけで安心します。洗濯や入浴で遠くに行っていて生活費がひっ迫するので、こうした支援があると足しになります」と話していました。
ねがみみらいクリニックの根上昌子院長は「病気のことだけでなく、たあいもない雑談をしながら様子を聞けるのはいいことだと思います。震災後のさまざまなストレスで疲れたら顔を出してください」と話していました。
七尾 被災した女性を支援 クリニックの一部を開放し交流の場に
能登半島地震で被災した女性を支援しようと石川県七尾市のクリニックは一部のスペースを開放して交流の場にしています。