石川 馳知事 2次避難所を訪問 仮設住宅建設などの方針を説明

石川県の馳知事は24日、県内の2次避難所などを訪れ、避難している人が地元で生活を再建できるよう仮設住宅の建設を進めるなど今後の方針を説明しました。

このうち加賀市では、300人余りが2次避難している山代温泉の旅館を訪れ、避難している人が食事をとる部屋などを視察しました。

その後、馳知事は避難している人に対し、3月に北陸新幹線の敦賀延伸を控え、観光客の受け入れもあることから旅館での避難に一定の区切りが必要になるという考えを示しました。

そのうえで「地元で仮設住宅の準備に入っていて、足りない場合にはアパートやマンションを借りられるか考えている。また『石川方式』で一戸建ての住宅を公営住宅にして家が全壊や半壊した人の住まいにできないか段取りをしている」と説明しました。

珠洲市狼煙町の糸矢長子さん(80)は「家が全壊して不安でしたが、仮設住宅を建てる方針などを直接説明してもらい、安心して避難生活を送れます」と話していました。

また、輪島市大沢町の片山和哉さん(71)は「なるべく早く地元に帰ることができるよう準備を進めてほしいです。一生懸命、対応してもらいありがたいです」と話していました。