プーチン大統領 トルコ・北朝鮮を訪問の見通し 外交活発化か

ロシア大統領府は、プーチン大統領がトルコに続いて北朝鮮を訪問する見通しについて明らかにし、欧米によるウクライナ支援の停滞が指摘される中、ロシアは、外交の動きを活発化させるとみられます。

ロシアのプーチン大統領は、今月16日にモスクワを訪問した北朝鮮のチェ・ソニ外相と会談し、北朝鮮側は、プーチン大統領が早い時期に北朝鮮を訪問する用意があると表明したと発表しました。

これに関連してロシア大統領府のペスコフ報道官は23日、プーチン大統領がことし3月の大統領選挙前に北朝鮮を訪問する可能性について記者団から質問されたのに対し、「ない。これは長期的な計画だ」と述べ、訪問は、大統領選挙以降になるという見通しを明らかにしました。

一方、ペスコフ報道官は、調整が進められているプーチン大統領のトルコへの訪問については「大統領選挙前であっても行われる可能性がある」と述べました。

また、ペスコフ報道官は、プーチン大統領が今週、同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領と会談するという見通しを示しました。

プーチン大統領は、欧米によるウクライナへの軍事支援が停滞していると指摘される中、ロシアと関係の深い国々との連携強化を図るなど、外交の動きを活発化させるとみられます。