“マウンドで勉強”広島新庄高校監督が不適切指導で処分

春夏合わせて甲子園に5回の出場経験がある広島新庄高校の監督が不適切な指導を行ったとして、日本学生野球協会はこの監督を1年間の謹慎処分としました。

日本学生野球協会によりますと、広島新庄高校の37歳の監督は、去年12月、英語の授業中に、授業以外の勉強をしていた部員に対し、野球の練習中にマウンドに机といすを運ばせて勉強させたということです。

ノックの最中も勉強を続けさせたところ、送球が部員の後頭部に当たり部員は病院に搬送されたということで、大きなけがはなかったものの、日本学生野球協会は不適切な指導であり、危険な行為だとしてこの監督を謹慎1年としました。

このほか、甲子園の出場経験のある兵庫県の明石商業の部長だった42歳の非常勤講師について、去年5月、学校の事務室の金庫から現金およそ50万円を盗んだとして2年間の謹慎処分としました。

この非常勤講師は窃盗の疑いで警察に逮捕され、すでに学校を辞めているということです。

このほか高校で6件、大学で2件の処分を決めました。