小平奈緒さん ユース五輪で若手選手と交流 アドバイス送る

韓国で開かれているユースオリンピックで選手たちにみずからの経験を伝える役割を担うスピードスケートのピョンチャンオリンピック金メダリストの小平奈緒さんが日本の若手選手と交流しアドバイスを送りました。

ユースオリンピックは競技だけではなく若いアスリートの教育を目的としていて、国際大会の経験が豊富な元トップアスリートが「アスリートロールモデル」として、みずからの経験を伝える役割を担っています。

23日は、日本から参加している、小平さんが選手村の中にある施設を訪れて日本の選手と交流しました。

この中で、スキーフリースタイルの菅原希昴選手から「試合の前に緊張しないためにどうしたらいいか」と質問されると、小平さんは「深呼吸を息を吸うところから始めるのではなくて吐くところから始めると肩の力が抜けるので試してほしい」とアドバイスを送っていました。

そして小平さんが「結果も大事だが世界中の選手と友達になって競技を楽しんでほしい」と伝えると、菅原選手は「楽しみます」と笑顔で答えていました。

小平さんは「若い選手にはふだん見ている世界がすべてではないということは一番伝えたい。世界中の違った文化を理解しようとしたりわかり合おうとしたりする経験が、必ず人として成長していく材料になると思う」と話していました。