ダイハツ 3車種の型式指定 今週中にも正式に取り消しへ

ダイハツ工業をめぐる国の認証の不正取得問題で、国土交通省は3車種の大量生産に必要な型式指定を取り消す方針を決めたことについて、23日、会社の意見を聞く聴聞を開きました。
ダイハツは方針を受け入れる意向を示し、今週中にも正式に取り消される見通しです。

ダイハツをめぐる国の認証の不正取得問題では、国土交通省は特に悪質な不正行為が確認されたとして
▽「グランマックス」
▽トヨタ自動車ブランドの「タウンエース」
▽マツダブランドの「ボンゴ」の
3車種のトラックタイプの大量生産に必要な型式指定を取り消す方針を決めています。

これについて、国土交通省は23日、会社の意見を聞く聴聞を開きました。

ダイハツは聴聞には出席せず、型式指定の取り消しの方針に対し「意見はございません」などとする陳述書を提出し、受け入れる意向を示しました。

国土交通省は23日の聴聞の結果を踏まえ、今週中にも正式に取り消す予定です。

ダイハツ工業「当社としての意見はない旨を回答」

ダイハツ工業は、「国土交通省による聴聞において当社としての意見はない旨を回答いたしました。認証を軽視していると指摘されざるをえない不正行為により関連法令違反を行ってきたことは自動車メーカーとしての根幹を揺るがす事態であると大変重く受け止めております。今後も引き続き国土交通省のご指導に従ってまいります」とコメントしています。