日本三名園 水戸の偕楽園で早咲きの梅が咲き始める

日本三名園の一つで梅の名所として知られる水戸市の偕楽園で、早咲きの品種が咲き始め、訪れた人たちを楽しませています。

日本三名園の一つ、水戸市の偕楽園には、およそ100品種、3000本の梅の木が植えられています。

このうち、早咲きの品種が咲き始めていて、23日は「八重寒紅」という品種が赤いかれんな花をつけていました。

園を管理する茨城県によりますと、例年並みの今月上旬に咲き始めたということです。

訪れた人たちは、冬の青空の下で香りを楽しんだり、写真を撮ったりしていました。

神奈川県から訪れた66歳の男性は、「花は香りがよかったです。まだ咲き始めですが、咲いている木を探すのも楽しめました」と話していました。

多くの品種が開花し始める来月10日からは、「水戸の梅まつり」が開かれる予定です。

ことしは海外からの観光客も期待されることから、茨城県は、園内の施設について外国語での紹介を充実させるほか、電子チケットも導入する予定です。

県偕楽園公園課の安達尚伯課長は「ことしはすでに外国からの観光客が多く、まつりの期間も人出が増えると期待されるので、スムーズに入場して楽しんでもらえるよう新たな駐車場の整備など準備を進めています」と話していました。