岸田首相 “被災地のボランティア受け入れ環境整備を”

能登半島地震の対応をめぐり、岸田総理大臣は、被災地でボランティアの協力が必要になるとして、受け入れ先の環境整備を指示しました。また能登空港の復旧が進み、今週27日から民間機の運航が再開されるとして、被災地支援に活用するよう求めました。

岸田総理大臣は、政府の対策本部で「今後、被災地では避難所の運営や家屋の保全、それにがれきの撤去など、多くの個人ボランティアの受け入れが必要となる。被災自治体や石川県と連携し、活動環境の整備に向け、活動場所のマッチング支援の取り組みを進めてほしい」と指示しました。

また、能登空港について、復旧が一定程度進んだとして、今週27日から民間機の受け入れが再開され、当面は週に3日、1日1往復のスケジュールで運航が行われる見通しを明らかにするとともに、被災地支援に必要な人員の輸送などにも活用するよう求めました。

さらに、25日にも被災者の生活やなりわいの再建に向けた政府の支援パッケージをとりまとめるとしたうえで、被災地の要望に添ったものにするため、改めて内容を点検するよう関係閣僚に指示しました。