岸田首相“信頼回復に向け自民党変わると示さなければ”と強調

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、岸田総理大臣は25日にも決定する党の「政治刷新本部」の中間とりまとめで、国民の信頼回復に向け党が変わることをはっきり示さなければならないと強調しました。

自民党は派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、25日にも「政治刷新本部」の中間とりまとめを決定する方針で、23日もすべての議員を対象に会合を開き詰めの議論を行います。

これを前に、岸田総理大臣は党の役員会で「政治資金の透明性の拡大や政策集団のあり方も含め、自民党全体の信頼回復に向けた方策をしっかり議論して自民党が変わることをはっきり示していかなければならない」と強調しました。

中間とりまとめの案では、派閥について
▽「カネと人事から完全に決別する」として政治資金パーティーの開催を禁止するほか
▽政治資金規正法違反などが明らかになった場合は、党が審査し、事案に応じて解散や一定期間の活動休止を求めるとしています。