受験に「勝つ」精肉店が中学校給食にチキンカツ贈る 福島 白河

高校受験を控えた中学3年生を応援しようと、受験に「勝つ」という願いを込めた大きなチキンカツが福島県白河市の精肉店から地元の中学校に贈られ、生徒たちが給食で味わいました。

チキンカツを贈ったのは、白河市で精肉店を営む滝沢学さんで、22日地元の大信中学校を訪れました。

滝沢さんは毎年この時期に高校受験を控えた中学3年生を応援しようと、受験に「勝つ」との願いを込めて店で扱っている「カツ」を給食の食材に提供していて、ことしは生徒からの要望が多かったという「チキンカツ」を、1、2年生を含めた生徒と教職員の合わせて130人分贈りました。

生徒たちは大人の手のひらほどの大きさのチキンカツを給食の時間に味わっていました。

22日の献立にはこのほか「レンコンの穴から進路が見通せるように」と願いを込めたレンコンを使ったサラダの副菜も添えられていました。

3年生の女子生徒は「地域の人が応援してくれていると感じました。受験まで頑張ります」と話していました。

滝沢さんは「おいしそうに食べている姿を見ると作りがいがあります。目標に向かって努力してほしいです」と話していました。