谷川弥一議員 政治資金事件で略式起訴「深く反省している」

自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる事件で略式起訴され、議員辞職願を提出した谷川弥一衆議院議員は、記者会見し「深く反省している」と述べ、謝罪しました。

衆議院長崎3区選出の谷川弥一衆議院議員は、自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる事件で、1月19日に政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で略式起訴され、22日、衆議院に議員辞職願を提出しました。

これを受けて、谷川議員は長崎県大村市で記者会見し「このような事態に至ったことは自身の認識の甘さがあったと深く反省している。おわび申し上げます」と述べ、謝罪しました。

そして、派閥からのキックバックを政治資金収支報告書に記載していなかったことは認めた一方、派閥から指示があったかどうかについては「私の口からは言えない。派閥が悪いのではなく、私が悪い」と繰り返し、答えませんでした。

また、収支報告書に記載していなかった期間については「はっきりとは覚えていないが、資料によると10年くらい前からのようだ」と説明しました。

記載しなかった収入の使いみちについては「すべて政治活動費に使ったと記憶しており、個人的には使っていない」と述べました。

さらに、去年12月、記者団から取材を受けた際に「頭が悪いね」などと述べたことについては「配慮が足りなかった。撤回します」と述べ、謝罪しました。

一方、辞職後の政治活動については「法律にのっとって許される範囲のことはやっていこうと思っている」と述べました。