地震の消費者トラブル対応 電話相談 石川などからは通話無料

能登半島地震の被災地で災害に便乗した詐欺や悪質商法などの消費者トラブルに対応するため、消費者庁と国民生活センターは、被災地の人からの電話を通話料無料で受け付けるホットラインを設置し、気軽に利用してほしいと呼びかけています。

消費者庁と国民生活センターでは今月15日に専門のスタッフが電話で相談を受け付けるフリーダイヤルを設置しました。

電話番号は
0120-797-188

石川、新潟、富山、福井の4県からの電話がつながるようになっていて、午前10時から午後4時まで土日祝日も相談を受け付けます。

消費者庁によりますと、過去の大規模な災害の際には、被災地で不必要な屋根の修理や「保険金が使える」などとする無関係なリフォームの勧誘をはじめ、ブルーシートなどの資材を高額で売りつけるといったトラブルが相次いでいるということです。

また、能登半島地震のあとも悪徳商法や詐欺が疑われる相談が確認されているということで、消費者庁では相談電話を気軽に利用してほしいと呼びかけています。

一方、被災地以外でも、自治体の職員を名乗って義援金の支払いを求めるなど、詐欺が疑われる相談が相次いでいるということで、消費者庁は、対象の4県以外の人は、最寄りの消費生活センターか、「消費者ホットライン」の電話番号「188」=「いやや」に相談してほしいとしています。