「移動式ランドリー」石川 珠洲に派遣へ 兵庫 養父から

能登半島地震の被災地を支援しようと、兵庫県養父市は、地元の運送会社が所有する洗濯機を備えたコンテナを石川県珠洲市に派遣することになり、22日朝、出発式が行われました。

能登半島地震の被災地では今なお広い範囲で断水が続いていて、養父市は協定を結ぶ地元の運送会社が所有する洗濯機9台を備えたコンテナ「移動式ランドリー」を、トレーラーなどとともに珠洲市に派遣することになりました。

22日朝に行われた出発式では、犠牲者に黙とうをささげたあと、広瀬栄市長が「被災地では洗濯の需要が高まり、期待されています。気持ちに寄り添い、優しく丁寧に支援してきてください」と呼びかけました。

これに対し、運送会社の山本洋介社長は「SNSでも『洗濯ができず困っているので早く来てほしい』という声が届いていたので、やっと行けるという思いです。復興が早く進むよう役に立ちたい」と話し、関係者とともに出発しました。

運送会社の従業員の男性は「避難生活は過酷な状況だと思うので、少しでも心休まるためのお手伝いができれば」と話していました。

移動式ランドリーは23日に珠洲市の上戸小学校に到着し、無料で利用できるようにするということです。