【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(1月22日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる22日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

親ロシア派 “ウクライナ軍の攻撃で市民27人死亡”

ロシアが侵攻を続けるウクライナでは、東部ドネツク州のロシア側が支配する拠点で、ウクライナ軍の攻撃によって市民27人が死亡したとして、ロシア側はウクライナや軍事支援を行う欧米諸国を強く非難する構えです。

ウクライナでは、東部ドネツク州のロシア側が支配する州都ドネツクで21日、戦闘があり、親ロシア派の代表、プシリン氏はウクライナ軍の攻撃によって市民27人が死亡し、25人がけがをしたと発表しました。

ロシア外務省は声明で「欧米から供与された兵器が使われた」としています。

ロシアは、ラブロフ外相が22日にウクライナ情勢をめぐってニューヨークで開かれる国連の安全保障理事会に出席する予定で、ドネツク州での攻撃について取り上げ、ウクライナや欧米側を強く非難する構えです。

ウクライナ国防省 “北朝鮮がロシアの最大の武器供給国”

一方、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は21日に公開されたイギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズのインタビューの中で、現在、北朝鮮がロシアにとって最大の武器供給国となっていると指摘しました。

そのうえで「北朝鮮は大量の砲弾を移送した。これでロシアは少し息を吹き返した」と述べました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は21日「ロシアは弾薬が不足する中、海外からの調達の一環として北朝鮮との関係を強化している可能性が高い」と指摘しています。

ロシアのプーチン大統領は今月16日にモスクワを訪問した北朝鮮のチェ・ソニ外相と会談し、北朝鮮側はプーチン大統領が早い時期に北朝鮮を訪問する用意があると表明したと発表していて、両国はさらに連携を強化していく姿勢を示しています。