気象・災害

JR七尾線 羽咋駅~七尾駅 22日の始発から運転再開 石川県

石川県のJR七尾線は、能登半島地震で線路などが大きな被害を受け、一部で運転を取りやめていますが、羽咋駅と七尾駅の間では復旧工事が終わり、22日の始発から運転を再開しました。

このうち七尾駅では22日朝5時すぎ、羽咋~金沢方面行きの始発列車が定刻どおり出発しました。

金沢市内へ通勤のために利用したという60代の男性は「七尾線は『市民の足』だと思うので、運転が再開してくれてとても助かります」と話していました。

この運転再開を特別な思いで迎えた男子高校生がいました。

七尾市に住む高校3年生の奥谷ヨアンさんは、七尾線の徳田駅から列車を利用して金沢市内の高校まで通学していました。

しかし、地震のあとは七尾線が利用できず、車で送ってもらうにも、仕事などがある両親に迷惑をかけてしまうため、学校の特別な許可を得たうえ、休まざるをえませんでした。

卒業後は神奈川県内の大学に進学する予定で、慣れ親しんだ地元から離れてしまうため、残りわずかな高校生活をクラスメイトと過ごしたいと、運転再開を待ち望んでいたということです。

奥谷さんは「学校に行けない間は『今は耐え抜くんだ』と思いながら過ごしていました。高校に通えるのは、あと1週間ほどなので、一日一日をかみしめたいです」と話していました。

JR西日本によりますと、今も運転を取りやめている七尾駅と和倉温泉駅の間については、2月中旬の運転再開を目指し復旧作業を進めているということです。

復旧作業にあたっているJR西日本七尾鉄道部の江下喜久夫部長は「和倉温泉駅までの開通を多くのお客様が待っておられると思う。レールを1本につなげることが、石川県にとっても1つの復興だと思うので、もうしばらくお待ちいただきたい」と話していました。

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