“被災地でのボランティア 早ければ1週間以内にも”石川県知事

石川県の馳知事は、現時点では控えるよう呼びかけている被災地でのボランティア活動について、早ければ1週間以内にも受け入れられるとの見方を示しました。

被災地でのボランティア活動について、石川県は、道路などのインフラが復旧していないことや、自治体の受け入れ態勢が整っていないことなどを理由に、現時点では控えるよう呼びかけています。

馳知事は21日、県庁で記者団の取材に応じ「ボランティアの人が入ることができるための道路を開く準備をしている。1週間以内には1か所でもボランティアを受け入れて対応できる」と述べ、早ければ1週間以内にもそれぞれの自治体でボランティアの受け入れを始められるとの見方を示しました。

県は、ボランティア活動を希望する人を対象に、事前登録を行う特設サイトを今月6日に開設し、21日午後2時までに事前登録を済ませた人は県内と県外をあわせておよそ1万2300人となっています。

馳知事は「きのう視察した時にも、1次避難所の運営の手伝いをしてほしいとか、自宅の整理やがれき処理、運搬をお願いしたいという声が出ていた」と話し、地域の事情に対応したボランティアの受け入れにつながるよう調整していく考えを示しています。