石川 珠洲市長 “仮設住宅は希望者全員の入居数を確保したい”

石川県珠洲市の泉谷市長は、市内に建設する仮設住宅について、今後、3000戸を目標に希望者全員が入居できる数を確保したいという考えを示しました。

珠洲市の泉谷市長は、21日、市役所でNHKの取材に応じました。

このなかで、泉谷市長は今回の能登半島地震では市内におよそ6000ある住宅の半数ほどが全壊したとみられるという認識を示しました。

そのうえで、市内に建設する仮設住宅について「3000戸を目標に希望した全員が入居できるよう作業を進めていきたい」と述べました。

およそ2000戸分の建設用地の確保にはめどがたち、今後は耕作放棄地なども活用できないか検討するとしていて、県とも連携し所有者の了承を得ていくということです。

また入居にあたっては、住民たちができるだけこれまで暮らしていた地区で生活ができるよう配慮したいとしています。

泉谷市長は「耕作放棄地の活用については相続の手続きが完了していないケースがあるなど課題もあるが、少しでも早く住民が入居できるよう急ぎたい」と述べました。