地震で液状化被害 新潟 西区 ボランティアの復旧活動続く

能登半島地震で液状化による大きな被害が出た新潟市西区でボランティアによる復旧活動が冷たい雨が降るなか、21日も続けられました。

能登半島地震で新潟市西区では液状化などによる住宅への被害が相次ぎ、今月6日から20日までの15日間でのべ1000人余りのボランティアが土砂や災害廃棄物の撤去作業にあたっています。

21日も西区の運動公園に設けられたボランティアセンターにおよそ50人が集まり、それぞれの班に分かれて支援を要請した被災者のところに向かいました。

このうち善久地区の住宅では10人のボランティアが液状化によって庭にたまった土砂をシャベルで土のう袋に入れて運び出しました。

住民の男性は「とても困っていましたが、庭の土砂が少なくなって、気持ちが明るくなってきました。本当にありがたいです」と話していました。

ボランティアに参加した男性は「20年前の新潟県中越地震で妻の実家が被災した経験もあり、少しでも役に立つことができればと思い参加しました」と話していました。

西区社会福祉協議会は地震から3週間となる22日以降、ボランティアがやや足りない状況にあるとしてホームページで応募を受け付けています。