米大統領選 共和党 ヘイリー氏“トランプ氏の副大統領”否定

2024年11月のアメリカ大統領選挙に向け、共和党の候補者指名を目指すヘイリー氏は、候補者選びに敗れた場合トランプ氏の副大統領を目指すのではないかとの憶測が出ていることについて否定しました。

アメリカ大統領選挙に向けた共和党の候補者選びの2戦目、東部ニューハンプシャー州の予備選挙は、1月23日に行われます。

事前の世論調査の支持率では初戦のアイオワ州を大差で制したトランプ前大統領が首位で、ヘイリー元国連大使が追う展開となっていて、それぞれ現地入りし、支持を訴えています。

ヘイリー氏は19日、訪れた先の飲食店で有権者から「トランプ氏の副大統領にならないと誓うか」と尋ねられ「誰の副大統領にもなりたくないし考えてもいない」と応じたと、複数のアメリカメディアが報じました。

ヘイリー氏をめぐっては、候補者選びに敗れた場合、トランプ氏の副大統領を目指すのではないかとの憶測が出ていますが、これを強く否定しました。

一方、トランプ氏は19日、ヘイリー氏がかつて知事を務めた南部サウスカロライナ州選出の共和党の上院議員、スコット氏を集会に招きました。

スコット氏は当初、大統領選挙に向け候補者指名を目指していましたが2023年11月に指名争いから撤退していて、「ここに来たのは、トランプ氏を支持するためだ」と述べ、トランプ氏への支持を打ち出しました。

ニューハンプシャー州の予備選挙は、候補者選びの序盤のヤマ場として注目度が高くなっています。