“プーチン大統領 早い時期に北朝鮮訪問を表明” 北朝鮮が発表

北朝鮮は、プーチン大統領が北朝鮮を早い時期に訪問する用意があると表明したと発表しました。
プーチン大統領が実際に訪朝すれば、24年ぶりで、北朝鮮は朝鮮半島情勢をめぐりロシアと緊密に協力していくと強調しています。

21日付けの北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、チェ・ソニ外相が今月15日から3日間の公式日程でロシアを訪れて、プーチン大統領と行った会談内容について伝えました。

このなかで、プーチン大統領は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記からの北朝鮮訪問の招待に感謝の意を示した上で、早い時期に訪朝する用意があると表明したということです。

プーチン大統領が、実際に北朝鮮を訪問すれば2000年にロシアの国家元首として初めて訪問して以来、24年ぶりになります。

「労働新聞」では「わが国は最も親しい友人を、誠心誠意を尽くして迎える準備ができている」と強調しています。

一方、会談では朝鮮半島情勢について意見が交わされ、双方は「アメリカとその同盟勢力の挑発的行為が地域の平和に否定的な影響を及ぼしている」と憂慮を示し、緊密に協力していくことで合意したとしています。

北朝鮮はアメリカなどに対抗するため、ロシアとの連携をさらに強化していく姿勢を強調しています。