能登半島地震 輪島の一部の小中学校で子どもの受け入れ再開へ

石川県輪島市は能登半島地震の影響で休校が続いている市内の小・中学校のうち、一部の学校で今月24日から子どもたちの受け入れを再開すると明らかにしました。準備が整い次第、ほかの学校でも受け入れを再開する方針ですが、被害が大きくめどが立っていない学校もあるということです。

能登半島地震の影響で輪島市内にある小学校9校と中学校3校はいずれも休校が続いています。

市はこのうち、門前東小学校と門前西小学校、門前中学校の児童・生徒を対象に、今月24日から門前東小学校の校舎を使って受け入れを再開することを明らかにしました。

受け入れ時間は午前9時から正午までで、当面、通常の授業は行わないということです。

また、町野小学校と東陽中学校の児童・生徒についても、今月下旬から町野小学校の校舎で受け入れを再開する予定です。

輪島市はこのほかの学校についても、受け入れ再開に向けて調整を進めるとしていますが、市中心部の学校については被害が大きく、見通しは立っていないということです。

小川正 教育長は「子どもたちが顔を合わせる機会を早急につくってあげたい。子どもが学校に集うことで保護者も安心して復旧・復興や仕事に向かえるのではないか」と話しています。