自民 青年局 “旧態依然の派閥なら解消を”首相に提言申し入れ

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、党の青年局は、解党的な出直しが必要だとして、旧態依然とした派閥なら解消するよう求める提言を岸田総理大臣に申し入れました。

自民党青年局は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて抜本的な党改革に向けた提言をまとめ、藤原崇青年局長らが総理大臣官邸で岸田総理大臣に申し入れました。

提言では「自民党は著しく国民の信頼を失っていて解党的出直しが求められている」として、疑念を持たれた議員や派閥に対し、党で徹底した調査を行い、党規違反が確認されれば厳正に処分すべきだとしています。

そして、再発防止に向けた政治資金規正法などの早急な法改正を行うことや、パーティーの禁止や人事推薦を廃止して旧態依然とした派閥を解消することなどを求めています。

これに対し岸田総理大臣は「アンテナを張って全国の声を拾い応える党でありたい。提言を重く受け止め引き続き議論し、責任を持って結果につなげていく」と応じました。

藤原氏は記者団に対し「全国の青年局の仲間もいまの現状に大きな危機感を抱いている。党として派閥の弊害を除去していくような結論を出してほしい」と述べました。

自民 国光女性局長代理 “岸田首相『隗より始めよで対応した』”

岸田派に所属する自民党の国光文乃女性局長代理は、青年局とともに岸田総理大臣と会談したあと、記者団に対し「岸田派の解消については『唐突で非常に驚いた』という意見が青年局・女性局でもあった。岸田総理大臣は『社会から疑念が持たれている中、足元の岸田派のけじめとして、隗(かい)より始めよで対応した』ということだった」と述べました。