JR七尾線 全線での運転再開は来月中旬ごろ のと鉄道もJRが工事

JR西日本は、能登半島地震による被害で全面復旧のめどが立っていないとしていた石川県のJR七尾線について、来月中旬ごろの全線での運転再開を目指すことを発表しました。

JR七尾線は能登半島地震で線路などが大きな被害を受けたため、現在、石川県の羽咋駅と和倉温泉駅の間で運転を取りやめています。

JR西日本は復旧作業を進めた結果、羽咋駅と七尾駅の間は今月22日から運転を再開する予定ですが、七尾駅と和倉温泉駅の区間についてはこれまで、復旧のめどは立っていないとしていました。

この区間について、JR西日本は19日、工事の状況を踏まえ、来月中旬ごろの運転再開を目指すことを発表しました。

一方、今回の地震では、石川県の第三セクター「のと鉄道」も被害を受け、七尾駅と穴水駅の間の全線で運転を取りやめています。

のと鉄道は復旧工事を行うのが困難なため、線路を保有しているJR西日本が復旧工事を担うことになりました。

そのうえで、七尾駅と能登中島駅の区間は来月中旬ごろの運転再開を目指したいとしています。

JR西日本によりますと、残る能登中島駅と穴水駅の間の運転再開の見通しについては、工事の進み具合をみて、改めて発表するということです。