米AWS 2027年までに日本の事業に約2兆円投資 生成AI事業強化へ

クラウドサービスの世界大手、アメリカのAWS=アマゾンウェブサービスは、2027年までに日本での事業におよそ2兆円を投資する計画を明らかにしました。生成AIの事業を強化するねらいで、先行するアメリカの大手IT企業が相次いで日本での投資拡大を打ち出しています。

AWS=アマゾンウェブサービスは19日、都内で記者会見を開き、日本での事業の投資計画を発表しました。

2023年から2027年までの5年間で149億ドル、日本円にして2兆2600億円を投資するとしています。

生成AIの需要の拡大を見据えて、データセンターの建設や増強などに充てるとしています。

会社は、2022年までの10年余りで1兆5100億円を日本に投資しましたが、投資の規模を大幅に拡大させることになります。

生成AIの普及に向けては、日本企業も開発を加速させています。

こうした中、先行するアメリカのマイクロソフトやグーグルも日本国内のデータセンターへの投資の拡大計画を打ち出していて、規模の拡大を追う競争が激しくなることも予想されます。