国交省 ダイハツ5車種の出荷停止指示を解除“基準の適合確認”

自動車メーカーの「ダイハツ工業」が国の認証を不正に取得していた問題で、国土交通省は車の出荷停止を指示していますが、確認試験の結果、5車種について基準への適合が確認されたとして出荷停止の指示を解除しました。

ダイハツ工業をめぐる国の認証の不正取得問題では、先月、会社から不正の報告があり、国土交通省は、基準への適合が確認されるまで、現在生産する車の出荷を停止するよう指示し、会社は国内すべての自動車工場の稼働を停止しています。

国土交通省が立ち入り検査を行った結果、生産を終了したものも含め46車種で不正が確認され、開発中の1車種をのぞく45車種で基準に適合するか確認する試験を行っています。

国土交通省によりますと、その結果、5車種について、安全性などが道路運送車両法の基準に適合することが確認されたとして19日、出荷停止の指示を解除しました。

5車種は
▽「グランマックス」
▽トヨタ自動車ブランドの
「プロボックス」と「タウンエース」
▽マツダブランドの
「ファミリアバン」と「ボンゴ」です。

「グランマックス」、「タウンエース」、「ボンゴ」はいずれもバンタイプです。

国土交通省は残る40車種についても確認試験を行い、試験結果が出たものから順次、公表するとしています。