斉藤国交相 空港トラブル再発防止へ「必要な対策を実施」

全国の空港で旅客機の接触や誘導路を誤って外れるといったトラブルが相次いでいることを受け、斉藤国土交通大臣は、必要な対策を講じ再発防止に取り組む考えを強調しました。

国内の空港では、
▽1月16日に、新千歳空港の駐機場で、国際線の旅客機どうしが接触し、双方の機体が損傷するトラブルが起きたほか、
▽1月10日と17日には、福岡空港で着陸した旅客機が誘導路を誤って外れて一時、立往生するトラブルが起きています。

これについて斉藤国土交通大臣は、19日の閣議のあとの会見で「このような事案が連続して発生したことを重く受け止めている。航空の信頼回復を図るため必要な対策をしっかり実施していく」と述べました。

その上で、新千歳空港の事案では旅客機の誘導などを担う作業員が車両を使って機体を移動させている途中で発生したことから、全国の空港管理者などを通じ、地上作業での基本動作の徹底を要請したということです。

また、斉藤大臣は誘導路を誤って外れるトラブルを防ぐため、航空各社に注意を呼びかけるとともに、誤って機体が進入した地点に進入禁止の標識を増設する考えを示しました。