岡山県警 交通部長が昇任試験の問題漏えいか 任意で事情聴取

岡山県警察本部で交通部長を務める警視正が、部下の警察官に去年行われた巡査部長への昇任試験の問題を事前に漏らした疑いがあるとして、警察から任意で事情を聴かれていることが捜査関係者への取材で分かりました。

国家公務員法の守秘義務違反の疑いで事情を聴かれているのは、岡山県警察本部で交通部長を務める50代の警視正です。

交通部長は昇任試験で出題される問題を知る立場にありますが、捜査関係者によりますと部下の警察官に対し、去年秋に行われた巡査部長への昇任試験の問題を事前に漏らした疑いがあるということです。

この警察官から相談を受けて警察が詳しい状況を調べているということで、捜査関係者によりますと、交通部長は任意の事情聴取に対し漏えいについて認めているということです。

NHKの取材に対し、交通部長は答えられないなどとしています。

岡山県警察本部監察課は「現時点ではコメントできない」としています。